JAERI Tandem & V.D.G annual report 1993; April 1, 1993March 31, 1994

原子炉工学部

JAERI-Review 94-008, 124 Pages, 1994/11

JAERI-Review-94-008.pdf:3.59MB

本年次報告は、原研タンデム、バンデグラーフ加速器で1993年4月1日から1994年3月31日までの期間に行われた研究活動をまとめたものである。1)加速器運転と研究開発、2)核構造、3)核反応、4)核理論、5)原子分子、6)固体物理及び材料の放射線効果の6部門にまたがる43編の研究報告、公表された文献、関与した職員及び大学等との協力研究のリストを収録しいている。

Observation of Airy oscillation for the O + O system at E=145MeV

杉山 康治; 冨田 芳明; 池添 博; 山内 良麿; 井出野 一実; 濱田 真悟; 杉光 強*; 泥谷 雅之*; 近藤 祥夫*

Physics Letters B, 312(1-2), p.35 - 39, 1993/08

https://doi.org/10.1016/0370-2693(93)90482-W

O+O弾性散乱の角分布の測定を、原研タンデム加速器で加速された145MeVOビームを用いて行った。散乱角度54°と62°で角分布のデイップとピークが観測され、各々Airy極小とAiry極大に対応していることが分かった。これによりO+O弾性散乱でのNuclear Rainbow散乱の存在が確認できた。

Studies on fission phenomena induced by charged particles using the JAERI tandem accelerator

永目 諭一郎; 池添 博; 鹿園 直基; 大槻 勤*; 中原 弘道*

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 56-57, p.511 - 515, 1991/00

https://doi.org/10.1016/0168-583X(91)96083-W

原研タンデム加速器を用いた核分裂の研究を、核分裂核の質量数100近辺からアクチニド核領域にわたって行なった。軽い反応系では、高角運動量下での対称質量分割生成物の特徴をCl+Zn及びO+Y系で調べた。重い反応系では、O+Au及びF+Au系において、He粒子と核分裂生成物との同時測定から、核分裂に至る原子核の動的変形過程を調べている。又、アクチニド領域では、p+Th系で、核分裂生成物の質量数と運動エネルギーの相関を詳細に調べた。

JAERI TANDEM, LINAC & V.D.G. annual report 1987

物理部

JAERI-M 88-181, 221 Pages, 1988/10

JAERI-M-88-181.pdf:5.6MB

本年次報告は、原研タンデム、リニアック及びグラフ加速器で、1987年4月1日から1988年3月31日までの間に東海研で行われた研究活動をとりまとめたものである。1)加速器運動と開発研究 2)原子分子及び化学 3)固体物理及び材料の放射線効果 4)核化学 5)核物理及び 6)中性子物理の6部門にまたがる19編の研究報告、公表された文献、関与した職員及び大学等との協力研究のリストを収録している。

Status of work on superconducting quaeter wave resonators at JAERI

竹内 末広

ANL-PHY-88-1 (Vol. 1), p.429 - 434, 1987/00

原研タンデムで加速された重イオンをさらに加速しエネルギーを2~4倍にする超電導後段ブースターの建設計画があり、1/4波長型超電導空洞の開発を行っている。